宮城県登米市に店を構える「直利庵 三浦屋」は、地産地消を大切にし、そばの栽培から製粉、製麺まで一貫して手がける本格そば処です。店主の三浦さんは、そば本来の風味や香りを最大限に引き出すため、自らの手でそばを育て、加工・製粉を行う体制を整えてきました。今回は、老舗そば名店「直利庵三浦屋」をご紹介します。
直利庵三浦屋は、玄そばから製粉までこだわる自家製そば

そばの原料となる玄そばは、地元産を厳選。店とは別に加工場を設け、玄そばを抜き実にするまで丁寧に処理。その後、店内の打ち場に併設された石臼で製粉し、必要な分だけを使うことで、鮮度を保ったまま提供しています。
また、「十・一そば」という数量限定の手打ちそばも提供。そば粉10に対してつなぎ1という独自の配合で打たれたこのそばは、そばの風味を存分に味わえる逸品です。「十・一そば」に合わせるつゆも、そばの香りを引き立てるよう甘さを抑えた特別なもの。手打ちそばならではの食感と風味を楽しめます。
直利庵三浦屋の特徴!そばの栄養を余すことなく提供
「直利庵 三浦屋」では、そばの甘皮を入れた特製そば湯を提供。そばの栄養をしっかり摂れるだけでなく、濃厚な味わいが楽しめると評判です。
おすすめメニュー
本格的なそばはもちろんのこと、ユニークなメニューも充実しています。
そば定食


バランスの取れた定食スタイルで、そばと共に小鉢やご飯が楽しめるセットメニュー。ボリュームがあり、ランチにもぴったりです。
冷やしとろろそば

のどごしの良い冷たいそばに、とろろをたっぷりかけた一品。暑い季節にぴったりで、さっぱりとした味わいが楽しめます。
本格的なそばはもちろんのこと、ユニークなメニューも充実しています。
桶はさまの戦い

2人前(もりそば3枚分)、3人前(4.5枚分)、4人前(6枚分)と選べ、3種類の薬味が付いてくる豪快なメニュー。桶にたっぷり盛られたそばは、家族や友人とシェアしながら楽しめます。

なっとくそば
そばに納豆、大葉、ネギ、のり、かつおぶし、大根おろし、玉子、わさびを加えた9種類の食材を使用。名前の「なっとく」には、「納豆」と「9(く)」の意味が込められています。つゆをかけ、全ての具材を混ぜて食べると、それぞれの味が絶妙に絡み合い、クセになる美味しさです。
鴨ざるそば
登米市産の焼きネギをふんだんに使用した濃厚な鴨のつけ汁で味わう逸品。コクのあるつけ汁と香ばしいネギの風味がそばと絶妙にマッチし、最後の一口まで楽しめます。
直利庵三浦屋店主・三浦さんの歩み
三浦さんは元々、教員を目指していたものの、家業を継ぐことを決意。現在に至るまで長年そばづくりに携わり、「そばを通じて多くの人と出会えたことが何よりの財産」と語ります。
地元生産者と共に作る安心・安全なそば
「直利庵 三浦屋」では、地元の生産者と協力し、転作田を活用したそばづくりを実施。店内で加工から製粉までを一貫して行うことで、品質の高い地場産そばを提供できる体制を整えています。石臼で自家製粉したそばは香り高く、そば好きにはたまらない味わいです。
宮城県登米市を訪れた際は、ぜひ「直利庵 三浦屋」のこだわり抜かれたそばを味わってみてください。
店舗情報
店舗名:直利庵 三浦屋
住所:宮城県登米市
公式サイト:https://www.chokurian-miuraya.jp
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