宮城蔵王御釜は、日本有数の火山湖で、冬には雪で覆われた幻想的な風景が見られます。一方、山形蔵王御釜は、温泉やスキー場が豊富で、冬のレジャーに最適です。
では、宮城蔵王御釜と山形蔵王御釜の違いと、それぞれの魅力を比較してみましょう。
宮城蔵王・御釜の魅力とは
宮城蔵王の御釜は、火山活動によってできた釜状の湖です。湖面はエメラルドグリーンに輝き、周囲の岩肌と対照的な美しさを見せます。冬には樹氷と一緒に幻想的な景色を楽しめます。御釜は蔵王のシンボルとして親しまれています。
見頃はいつ?
御釜は一年中見ることができますが、特に春から秋にかけては色彩豊かな自然を堪能できます。夏は新緑、秋は紅葉が湖面に映り込みます。冬は雪が積もり、白銀の世界になります。
気温や天候によっても御釜の表情は変わりますので、何度でも訪れたくなる場所です。
生物はいるの?
御釜の水は強酸性で、生物が住める環境ではありません。
しかし、それが逆に御釜の神秘性を高めています。水温も不思議で、深さが増すと温度が上がるという珍しい現象が起こります。御釜は世界でも類を見ない特殊な湖なのです。
なぜ緑色に見えるの?
御釜の水はエメラルドグリーンに見えますが、これは水中に溶けている硫黄や鉄分などの影響です。
また、太陽光の角度や時間帯によっても色が変化します。時には青や黄色にも見えることがあります。この色の変化を五色湖と呼んでいます。
宮城蔵王御釜に行ったらココを見るべし!観光スポット
蔵王御釜を訪れたら見逃せない観光スポットをご紹介します。
五色沼
蔵王御釜の中にある火口湖で、水の色が天候や季節によって変化します。エメラルドグリーンやるり色など、五色に見えることから五色沼と呼ばれています。
新緑や紅葉の時期は特に美しく、まるで絵画のような景色が広がります。
蔵王山頂 レストハウス・御釜展望台
蔵王ハイライン(有料道路)を走っていくと、最後に駐車場があります。そこから徒歩で約3分で御釜展望台に到着します。展望台からは、御釜の全景を一望できます。
また、駐車場から徒歩1分のところには、蔵王山頂レストハウスがあります。ここでは、お土産や軽食を買ったり、レストランで食事をしたりできます。レストランでは、御釜の名物「釜かつ丼」を味わうことができますよ。天気が悪くなったら、レストハウスで休憩しながら待つのもいいですね。
蔵王刈田嶺神社
展望台からさらに歩いて5分ほどで、刈田岳山頂(1758m)にある蔵王刈田嶺神社に着きます。ここは、蔵王連峰の守護神を祀っている神社で、パワースポットとしても人気です。
神社からも御釜を見ることができますが、角度が違ってまた違った魅力があります。
宮城蔵王御釜への行き方とアクセス
行き方とアクセス
宮城蔵王御釜へは、東北自動車道「村田IC」もしくは「白石IC」から車で約1時間です。
途中、有料道路の蔵王ハイラインを通ります。バスを利用する場合は、仙台駅からミヤコーバス「蔵王刈田山頂行き」に乗りますが、土日祝日のみ1日1本運行していますので注意が必要です。
山頂まで車で行けるの?
宮城蔵王御釜へは、車で山頂まで行くことができます。
ただし、11月初旬から4月下旬までは冬期閉鎖されていますので見学できません。また、天候や交通状況によっても通行止めになることがありますので、事前に確認してください。
山形蔵王とどう違うの?
蔵王は宮城県と山形県の県境にある連峰ですが、両県の蔵王はそれぞれ違った魅力があります。
山形蔵王は樹氷が有名で、ロープウェーで山頂まで行って見ることができます。樹氷はスノーモンスターと呼ばれ、国内外から多くの観光客が訪れます。山形蔵王は道路も広く、車でのアクセスもしやすいです。
宮城蔵王は御釜を中心に、火山の威力を感じることができます。御釜の周囲には温泉もあり、癒しの空間を提供してくれます。宮城蔵王は自然の美しさを堪能できる場所です。
まとめ
宮城蔵王御釜と山形蔵王御釜は、それぞれ違った魅力があります。
宮城蔵王御釜は自然の美しさを堪能できる場所で、山形蔵王御釜はレジャーを楽しめる場所です。どちらも冬に訪れる価値がありますが、好みによって選ぶと良いでしょう。是非一度足を運んでみてくださいね。